
懐っこくて脱走小僧。どの女子からも大人気だった楷(かい)。
1月8日の夜、事故でお空へ送ってしまいました。
飼い主が、と言い直した方が正確でしょう。
飼い主はいつも放鳥時間、ちゃぶ台的な机で書き物をしながら鳥が遊ぶ様を見守っています。
この時期は膝を毛布で包んで。
物を取りに立って戻って来て、再び毛布を膝にくるんで座りました。
膝の先にごそっと動くものがある。
慌ててみると楷ちゃんでした。
毛布と飼い主の膝に巻き込まれて潰されていました。
席を立った隙に毛布をツンツンしてて巻き込まれたようです。
「どうして?放鳥中に飼い主のそばに来ることはなかったじゃない」
「座る場所だけ見てて。どうして毛布をもっとバサバサしてから座らなかったの?」
どうしてどうして?と頭のなかはパニック。
骨折や外傷がなかったので、慌てて保温して様子を見ました。
しかしやはり内臓を圧迫していたようです。
数時間後に息を引き取りました。
呑気にキンカ可愛いと叫んでるだけのはずだったブログでこのようなエントリー。
気分を害される方もいらっしゃると思います。
書き記す意味があるのかな、エゴかな、とも思いました。
後悔と反省だったら一人で粛々とすればよいので。
「こんな鳥バカでもこんな初歩的な事故をやらかすんだ、気をつけよう」
ちらりとでも思ってもらえたらそれは意味があるかな、と。
いえ、それしか意味のないことでしょう。
でも、少しでも意味があるならやっておこう。
楷ちゃんの命だから。
そして楷ちゃんを可愛いと愛でてくださった画面の向こうの方々へのご報告。
ありがとうとごめんなさいを。
1週間ほどエントリーを休みます。
その間に悲しみと反省をしっかり消化して血肉にします。
期限を区切るのは、区切らないともう戻ってこなくなりそうだから。
鳥さんとの生活をなかったことにしちゃうようでそれは嫌だな、と。
2016年に男の子たちを外に出してしまった時もそうでした。
君たちをなかったことにはしないよ。
鳥かわいいと思うたびに、自分のやらかしたことと君たちを思い出すよ。
だから、鳥かわいいと言い続けるよ。
その列に楷ちゃんを加えてしまいました。
お目めまん丸でお歌が上手。
陽気でいたずら好き。
最後に撮った動画がこちら。
毎日こうやって「お外に出たい出たい」してました。
本当にとびきり可愛い子。
ごめんね。楷ちゃん。
それでも、大好きって言ってもいいかな。

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